鹿毛 浩 之 / KAGE.Hiroyuki

  助教授


所属学科・講座:

物質工学科 物質プロセス工学講座


担当授業科目:

移動現象論氈E同演習; 物質工学実験B,C;移動現象論;化学材料演習。;物質工学実験A;移動現象特論 (大学院);化学装置工学特論(大学院)


現在の専門分野:

化学工学 ; 粉体工学


現在の主要な研究テーマ及び業績:

1)流動層による流動化粒子の微粒子コーティング

流動層内で流動化粒子上に微粒子を付着させ,コーティングを行い,この時のコーティング効率およびコーティング層の状態と操作条件の関係を検討するとともにコーティング機構の解明を行う。

2)流動層内の流動解析と流動層診断技術の研究

 流動層内,特にプレナム内の圧力変動のFFT解析により気泡生成頻度,気泡破裂頻度,層の固有振動数が検知できることから,これを流動層内の流動状態診断に利用しようとするものである。

3)フリーボード内存在粒子による流動層の飛び出しの阻害効果

 従来,流動層の粒子の飛び出し速度は層内の粒子濃度に比例するものとされてきたが,フリーボード内存在粒子による飛び出しの阻害現象によって必ずしも比例しないことを初めて示し,モデルの提案を行っている。

4)マイクロカプセル化技術の機構解明と高品質・高効率化

 コアセルベーション法を用いて,モデル粒子のマイクロカプセル化を行うことにより,1次乳化の複雑な影響を避けて2次乳化以降の諸操作が生成カプセルの膜厚と膜の状態に与える影響を測定し膜形成メカニズムの検討を行う。


キーワード:

 流動層; コーティング;造粒;マイクロカプセル;粒子設計;流動化状態診断技術


学位:

工学博士(京都大学)


主要所属学会:

化学工学会;粉体工学会


主要職歴:

  • 1980年10月 九州工業大学工学部講師
  • 1984年 3 月 九州工業大学工学部助教授
  • 化工研 応用化学ホームページ  九工大ホームページ