ナノ物質・材料研究室

金属ナノ構造の精密設計と量産化プロセスの開拓

スタッフ

アルオウェシィール アズハール(あるおうぇしぃーる あずはーる)・准教授

研究分野

メソポーラス金属、多孔質材料、金属有機構造体(MOF)、シアノ架橋配位材料、ハイブリッド材料

現在進行中の主なテーマ

  • ソフトテンプレート法によるメソポーラス金属材料の創製
  • 非導電性基板上へのメソポーラス金属薄膜の形成と触媒・センサーへの応用
  • MOF・シアノ架橋配位材料の構造制御と吸着・分離・触媒機能の開拓
  • 酸化物/炭素ハイブリッド材料を用いた水処理・エネルギー応用

研究内容に関する説明

材料の機能は、何によって決まるのでしょうか。一般には、新しい元素を加えたり、化学組成を変えたりする方法が考えられます。しかし私たちは、元素の種類だけでなく、原子の並び方からナノメートルサイズの細孔、粒子全体の形までを階層的に設計することに注目しています。特に、分子が自発的に集まる「自己組織化」を利用することで、通常の合成方法ではつくることが難しい、制御されたナノ空間を材料の内部に形成します。

このナノ空間は、単なる空洞ではありません。分子やイオンを取り込み、移動させ、反応させるための小さな反応場として働きます。さらに、組成や界面を組み合わせることで、電気的・磁気的・光学的・触媒的な性質を引き出すことができます。私たちは、原子・ナノレベルの構造が材料全体の機能にどのようにつながるのかを明らかにし、目的に応じて機能を設計できる新しい材料科学を目指しています。